JGMSは、医師や医学生の海外留学を支援し、国内医療のグローバル化を目指すNPOです。留学経験のある医師を招き、定期的に講演会を行っています。
イギリス コヴェントリー留学体験記
丸山 洋二郎
順天堂大学 産婦人科学講座 非常勤助手
Division of Reproductive Health/ Warwick Medical School/ Clinical Sciences Research Laboratories

留学先


Coventry/ The United Kingdom 人口30万人。イングランドで8番目に大きな都市であるが、中距離的な地方都市的の印象。

IKEAが街の中心地にあり、大きなスーパーも散在しており暮らしやすいが、娯楽は少ない印象。ロンドンのような華やかな印象はない。

治安は地区によるとのこと。自宅は大学から徒歩圏内としたが、そのあたりは非常に良い印象。中心街にはクラブなどがあるとの話だが未確認。

天気は、とにかく変わりやすく、大雨が降ってもすぐ止むことが多い。雨は多い印象だが、湿度は高くない。5月に着いたが、日が長く9時ごろまで明るい。晴れていると、緑がきれいで公園などもきれい。

経緯

2013年11月教授に呼ばれ、留学の意思について聞かれた。同年8月ごろにも留学の話があったが、現在の研究の終了の目途がつかず辞退していたこともあり、はっきりと留学したい旨を告げると、2014年5月からのイギリス留学を言い渡された。

前任者は、3月いっぱいで帰国予定とのこと。8月の段階では、引き継ぎ期間を設ける予定であったようだが、今回は直接の引き継ぎはないこととなった。

日本の教授から現地へ推薦状が送られ、連絡を取り始めることに。
CV(履歴書)を提出するよう言われ、Cover letterを作成し、現地の教授へ送信。
すると現地の教授のサイン入りの招待状が。
ひとまずは連絡がとれたため、今後は手続き関係へ。

VISA取得

Tir5
VISAに関してはTir5というTemporally Warkerの24か月で申請。
イギリスのVISAの仕組みはとにかくよく変わり、3―4か月ごとに細かい仕組みが変わってしまい、リンクされていた日本語のサポートがなくなっていたり、以前は何か月も前からの準備が可能であったのに(その分審査には時間がかかったとのこと)現在は3か月前からしか申請できなかったり、と以前留学した人の話と違っていることが多々あった。

申請書類の作成は、出発日の指定が必要であり、その指定できる日が3か月前からしかカレンダーに載ってこないため、その時点では作成画面に入れず。
出発日を仮で設定し、その後に修正すれば、途中まではその前でもできることが後に判明。

出生地など、日本のパスポートには記載のない事項を書くように求められている部分に苦労するも、おそらくそこは重要視されず。Saitama, Japanと記載。妻はアメリカで生まれるも本人が州などを覚えていないためU.S.A.と記載。結果的に問題なし。

見切り発車で日程を勝手に設定し、飛行機のチケットだけ購入。
Virgin atlantic航空で4人(私、妻、5歳、2歳)で25万円。思ったより安い。

銀行の取引証明書
2月半ばに、銀行の取引証明(残高証明ではない!!)が必要とのことで準備するも、期限が最終取引から1か月しかなく一度は期限が過ぎてしまい、再発行となった。銀行によって英語の証明書を発行できるところとそうでないところがあり、私は英語版で作成。しかし、何日か時間が必要であり、日本語の証明書で出し、翻訳に依頼して作成した方が結果的に早い可能性もあり。

銀行の証明書は3か月預金残高900ポンドを下回らないで生活していることの証明。家族が一緒なら一人あたり600ポンドを追加。うちは妻に子供2人も一緒の渡英だったので計2700ポンドを下回らないことが必要。
翻訳はインターネットで探すことができ、FAXなどで送信したものを即日翻訳し、翻訳証明書と共にメール便などで郵送してくれるサービスがあることが後に判明。

COS
ここで初めてCOS(CERTIFICATE OF SPONSORSHIP)という番号が必要なことが判明。
現地に問い合わせると、大学の学長を通して発行する必要があり2週間待ってくれとのこと。
3月の下旬にCOSが届くも、結局新橋にある英国VISA申請センターを何度も訪問。
一度目は書類を自分の分しか作っておらず、早々に退散。また、家族の証明として戸籍謄本の翻訳したものが必要とのこと。二度目は、戸籍謄本の原本がなく、3度目の正直で申請となった。
申請
VISA申請は一人当たり36400円。払ってから予約。ミスなどでの払い戻しは可。
戸籍謄本は、FAXで前述のとおり、インターネットで探した業者に翻訳依頼。当日の発送で対応してくれ思ったよりも早く手元へ。4000円くらい。

申請は通常でも時間が大幅に短縮し2-3週間程度での発行だそうだけれども、飛行機のチケットまで3週間と迫っており、追加料金(一人17500円)を支払い、スピード申請に変更し、GWを挟み1週間での発行。
無事VISAが下り、その他の手続きを。

準備

国際免許
国際免許は発行から1年間の有効期間のため、渡英ぎりぎりに手続きに行ったところ、渡英中に期限切れが判明し、その場で更新手続きをすることに。
忘れていた上に、妻に内緒にしていた(うるさいから)違反があり2時間の講習。
保険
終わってから保険の手続き。家族4人で70万円くらい。とりあえず1年間分とし、支払い。
スーツケース
スーツケースを購入。航空会社がたまたま荷物の大きさの制限がないため最大の大きさを選択。
現地へのお土産
現地へもっていくお土産を購入。池袋西武で購入するも、扇子などは100円ショップでも購入でき、それでよかったかも。なんとデザインも写楽などで同じ。
生活用品
現地でのコンセントのアダプターを購入。変換器も購入するも、結果的になぜか接続した瞬間に変換器がショート。そのためのものでしょうに。
ちなみに、アダプターは現地でも購入可能。1-7£位。1£ショップで購入も問題なし。

現地での生活の準備は、しばらく間のホテルの予約のみ。ソファーベッド付の部屋を予約するも、定員2人とのことでネットでは予約できず。日本のサイトで電話でお願いするも消防法で無理とのこと。2部屋も必要なく、費用も倍になるため、現地のホテルへ電話で交渉。
事情を説明すると家族4人で一部屋でかまわないとのこと。追加料金もなし。そりゃそうでしょうと思いながらも、いい気分で予約完了。

レンタカー
荷物が大量であり子供2人を抱えながら電車での移動はとても困難と考え、現地でのレンタカーを予約。
これまた、大きくないと荷物がのらないため1泊2日で3万円と高額に。仕方なく納得。

現地での生活


機内での12時間は子供たちも落ち着いたもので、お菓子やiPadに入れた好きな映画などで思ってよりもあっという間に到着。

到着直前に爆睡した子供2人に手持ちのスーツケース2個、リュックサックに、手さげを抱えながら荷物の受け取り場へ。

大型のスーツケース4つにボストンバッグ、ベビーカーに、チャイルドシートも加わり、もはや自分で運ぶのは無理と判断し、Poterに依頼(20£)。
レンタカーのバス(無料)が迎えにくる停留所まで運んでもらい、無事荷物を積み込み、レンタカー屋さんへ。

予約しておいたレンタカーを借り、地図を購入し忘れたため大きい地図をもらい、高速の乗り方と、ルートを教えてもらい、とりあえず出発。ちなみにカーナビもなし。
高速を降りてからの道は、google mapで遊んでいて覚えた気がする勘のみ、日本を出てから17時間。なんとか到着となった。
すぐさまシャワーを浴び、現地時間21時ころ就寝。記念すべき英国生活1日目が終わった。

住居は大学に相談し、寮を申し込むも一杯であり、ネットで検索。結果的に1件だけ見て決めてしまった。1か月625ポンド、敷金礼金なし。最初に2か月分払い、家賃とは別に150ポンドで家具一式をそろえてもらった。



車もネットで検索。電話でアポをとり、試乗。2001年製の中古で28万円。7シーターの車のためやや高いが仕方なし。

食事

外食はPubとチェーン店で食べたのみ。日本にあるお店は味が全く同じではないけれど、おいしい。

Pubは味がついていなく、自分で塩を適当にかける感じ。あまりおいしいものには出会えなかったが、本場のGuinnessは最高。

自炊に移行すると、いろいろと作れて楽しい。おすすめのメニューは、スペアリブ。
備え付けのオーブンで焼くだけで食べられるようになっているものが、3£位。野菜、肉は日本より安いかも。日用雑貨は約倍な印象。

醤油、米は比較的簡単に手に入るが、味噌は高い。ポン酢、めんつゆ、ソースは入手困難。

ロンドンでは入手可能なものもこちらではやや困難。ネット通販もあるが、まだ十分利用していない。
MIXbというサイトでイギリス在住(主にロンドン?)の日本人とyahooオークションのように中古品などを譲ってもらえたりするよう。
Gumtreeというサイトはイギリス人による同じようなサイトだそう。割とポピュラーらしい。

必要書類

イギリスTir5に関して

  • 自分の大学からの推薦状
  • 受け入れ先からの招待状
  • 銀行の取引明細証明書(1通で可も、家族分の金額が必要)とその英訳および翻訳証明書(銀行から英字での発行であれば不要)
  • COS番号(現地での申請、受け入れ先へ依頼)
  • 家族全員分のインターネットでの申請書類
  • その支払および予約表の印刷
  • 戸籍謄本とその英訳と翻訳証明書
  • 有効なパスポート
  • 写真(当日センターでとれます)

必要な手続き

  • 国際免許書
  • 保険
  • 現地銀行口座開設(日本でできたらした方がよい。口座開設まで、インターネットの契約も何もできず。)
  • 日本の銀行のインターネットバンキング化、デビットカード化。

今後の講演会情報

第14回JGMS講演会
2018年3月24日(土)
17:00-18:30
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